鹿苑(ろくえん)について
「鹿苑(ろくえん)」は、1929(昭和4)年に建設されました。
現在は、国の天然記念物「奈良のシカ」の保護育成を目的として諸活動を行う一般財団法人奈良の鹿愛護会の拠点施設として知られています。
鹿苑では交通事故などでケガをした鹿や病気の鹿などの保護・治療を行っています。
愛護会では、鹿苑を拠点として野生動物である「奈良のシカ」と人とが共に暮らせる町づくり推進に取り組んでいます。
鹿苑の一般公開は、2012(平成24)年12月から始まりました。
奈良公園を訪れる人びとに「奈良のシカ」の保護への理解や関心を深めていただくことを目的に、生態・歴史、愛護会の諸活動や鹿の諸問題についての資料を展示しています。
鹿苑の一般公開の様子
展示ゾーン
天然記念物「奈良のシカ」に関する生態・歴史、保護活動や伝統行事などについて解説パネルが並んでいます。
資源の有効活用
環境にやさしい取り組みとして、鹿苑で保護される鹿たちの糞を発酵させ堆肥化した肥料 ”しかっぴ”が作られています。
このしかっぴを、来苑の方限定で無料試供品(お一人様1袋(500g)限定)を配布しています。
また、事務所でも有料のしかっぴ(5kg/10kg)を販売しています。ぜひ、ご活用下さい!
鹿クイズコーナーゾーン
鹿について、クイズ形式のパネルで楽しく学ぶことができます。
※鹿苑改修工事のため公開を中止しております。
ドングリ餌やり体験ゾーン
保護される鹿に全国から届けられたドングリを無料にて与えることができます。
鹿苑情報
公開時間 | 10:00~16:00(特別公開期間を除く) |
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休苑日 |
※ 鹿の体調等の理由で予告なく中止になる場合があります。詳しくは事務所までお問い合わせ下さい。 |
料金 | 無料(鹿苑公開協力金100円・任意)
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予約 | 通常、ご予約は必要ありません。 人数の多いグループ・団体でのご来苑いただく場合は、あらかじめご連絡いただくことをおすすめいたします。 ※ 体験プログラムの説明付見学は要予約です。詳しくは「学ぶ・体験>体験プログラム」をご覧ください。体験プログラムを見る→ |
公開内容 |
※苑内の公開エリアでは保護される鹿を間近で見ることができますが、公開エリアの鹿はごく一部で、一般公開されていない非公開エリアには治療エリア、リハビリエリア、特別エリアなど様々なエリアがあり、この鹿以外にも春期には子鹿保護のため妊娠中のメス鹿を、秋期にはオス鹿を一時保護して目的に応じてエリアを使い分けています。 |
住所 | 奈良県奈良市春日野町160番地1 アクセスを見る→ |
広さ | 15,760㎡(展示エリア含む) |
公開内容 |
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注意事項 | 駐車場はございません。(近隣に有料駐車場有り) 電車/JR・近鉄奈良駅からバス「春日大社表参道」下車、徒歩約7分 |