私たちについて 代表ごあいさつ

「人とシカの共生が100年後も続く活動を」

一般財団法人奈良の鹿愛護会

会長 小山新造

一般財団法人奈良の鹿愛護会は、「天然記念物「奈良のシカ」の保護に資するための事業を行い、種の保存継承と保護思想の普及を図り、鹿と共生する地域社会づくりの推進に寄与することを目的とする」団体です。

「奈良のシカ」の起源は、春日大社創建以前より春日野周辺に生息していた野生のシカといわれ、野生でありながら人の姿を見ても逃げず、人慣れしているシカと人とが共存する姿は、長い歴史が創り上げたものです。

戦後、天然記念物申請時、100頭に満たなかった「奈良のシカ」は現在、約1300頭を超えるまでに増え、また奈良公園を訪れる観光客が大きく増加したことなどにもより、人身事故や市外への逸出、農業被害など人とシカとの摩擦が問題となっています。

野生動物を取り巻く課題は多数ございますが、当会は引き続き、緊急出動などで現場に赴き人とシカのトラブルを解決するお手伝いをしてまいります。

100年後も人とシカが適度な距離を保ちながら共生できる「奈良公園」であるよう尽力し地域に貢献していく所存ですので、皆様方のご支援をよろしくお願いいたします。

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