愛護月間
奈良の鹿愛護会では、毎年6月・11月を「奈良のシカ」愛護月間と定めています。
愛護月間では、国の天然記念物「奈良のシカ」の生態などについての確実な知識、正しい接し方や鹿の愛護への理解を深めることを目的に、様々なイベントなどを積極的に行い、奈良公園の鹿の愛護啓発を広く呼びかけています。
スローガン
奈良公園には、国の天然記念物に指定されている
「奈良のシカ」が1,000年以上前からたくさん生息しています。
人と鹿の共生は世界でもここしかありません。
みんなで大切に保護しましょう。
愛護月間の主な活動内容
- リーフレットを配布などによる愛護啓発を強化する広報活動
- 鹿の愛護を呼びかける広報車両での放送巡回
- 会員募集案内の配布
- 鹿を保護するための募金活動
- 各種イベントの開催
6月(主に出産期の生態)
- 期間:毎年6月1日~6月30日
- 5月中頃から6月は、メス鹿の出産期です。
出産前後のメス鹿は気性が荒くなりますので注意が必要です。また、生まれたての子鹿に近づくとメス鹿が怒ってきますので、子鹿を見つけても温かくそっと見守って下さい。 - 関連リンク:行動・生態>メス鹿の暮らし(出産と育児)
特別公開「子鹿公開~赤ちゃん鹿大集合!」 期間中の広報啓発活動 |
詳しくは「イベント・行事>子鹿公開」をご覧ください子鹿公開を見る→ |
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11月(主に発情期の生態)
- 期間: 毎年11月1日~11月30日
- 9月から11月にかけての鹿は、恋の季節(発情期)です。
特に角のあるオス鹿、角が切られているオス鹿は気性が荒くなり、近づくと大変危険ですので決して近づかないようにして下さい。 - 関連リンク:行動・生態>オス鹿の暮らし
保護啓発活動・募金活動 | 日時:11月1日 13:00~14:00 ※11月1日以降、毎水曜日午後に啓発活動を行う予定(雨天中止あり) |
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交通事故防止活動 | 鹿の警戒標識・反射鏡の点検、清掃活動 |
鹿まつり(鹿の慰霊祭) | 鹿苑において、過去1年間に死亡した鹿たちの霊を慰める慰霊祭を行います
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注意事項
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奈良公園の鹿は野生動物です
奈良公園の鹿の多くは、人に馴れていますが、あくまで野生動物です。時として人を攻撃することがありますので、特にご高齢の方や小さなお子様連れの方はご注意ください。
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鹿の習性に注意
奈良公園に生息する鹿はペット動物のように馴れていますが、突然、人に襲いかかってくることがあります(特に「かむ」、「たたく」、「突く」、「突進」に注意)。鹿の生態を理解したうえで、接して頂きますようお願いします。
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食べ物を与えない
鹿には「鹿せんべい」以外の食べ物を与えないでください。
お弁当などは、消化不良や食中毒の原因となります。 -
鹿せんべいのやり方に注意
鹿せんべいをあたえる時は、回りからたくさん鹿が集まって来ますので、注意してじらさないで、すばやく与えてください。手に握ったままだと、いつまでも追いかけて危険な行動をすることがありますので注意してください。
鹿せんべいをあたえるときの鹿からのお願い
高齢者の方や小さいお子様だけで鹿せんべいをあたえる時は、細心の注意をしてあたえて下さい。 -
公園内にゴミは捨てない
パンフレットなどの紙類やポリエチレンゴミなどは、鹿が誤飲すると病気等の原因となりますので、ゴミなどを放置しないで持ち帰るようにしましょう。
また、鹿がエサと間違えて紙類を奪い取り食べてしまうことがありますので、特に回りには気をつけましょう。 -
たたいたり追いかけたりの
イタズラはしない鹿を追いかけたり、鹿の体や角などにさわったりしないようにしましょう。鹿が怒って攻撃することがあります。
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公園内で犬を放さない・捨てない
鹿は犬を大変怖がりますので、奈良公園内では犬を絶対に放さないで下さい。
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鹿の交通事故に注意
鹿は奈良公園内の道路で突然車の前に飛び出すことがありますので、奈良公園周辺を通行される際は、鹿にやさしい運転を心がけてください。
特に夜間や早朝は、鹿が見えにくいので注意が必要です。
また、子鹿は小さいので親鹿のかげになり見えないことがありますので気を付けてください。
鹿の緊急連絡について
『一般財団法人 奈良の鹿愛護会』は、24時間体制で鹿の救助・救出をおこなっています。
鹿の交通事故や、ケガをした鹿、様子のおかしい鹿を見かけられた際には、下記連絡先にご連絡ください。