奈良公園のゴミについて

こんにちは

日本獣医生命科学大学の宇佐見です。

今回は春日大社の二ノ鳥居~若草山~東大寺をまわってゴミ拾いを行いました。落ちているゴミは前回より少なかったように感じましたが、これは今回まわった所が前回まわった春日大社参道に比べるとお店が多い場所であり、高い頻度で清掃がされているためではないかと考えました。今回拾ったゴミは以下のようなものです。

①外国語表記の包装
②鹿が食べていたパンフレット
③テイクアウトしたコーヒー

次に前回の調査と今回の調査を合わせて落ちていたゴミの種類をまとめてみました。

食べ物の包装袋が一番多いという結果になりました。食べ物の袋には外国語表記のものも多く見られました。また、テイクアウトしたコーヒーのカップなども落ちていました。

鹿は食べ物の匂いが付いていると、食べてはいけないものであっても食べてしまうため食べ物の袋は鹿が誤食している可能性が高いと考えられます。

また、今回の2回の調査で鹿がパンフレットを食べる(あるいは食べようとしている)姿を目撃しました。このことから鹿はパンフレットのような紙類を誤食しやすいのではないかと考えました。有名な観光地でもある奈良市内ではパンフレットがいたるところに置いてあります。これらを鹿に食べられないように鞄の中にしっかり入れ、捨てていかないことを観光客の方に伝えていくことが大切だと思いました。

奈良公園の鹿は野生動物です。生きていくためには餌も水も自力で得ていかなければいけませんし、そのために必死です。落ちている物が餌だと認識すれば、例えそれが体に悪いものだとしても鹿たちは分からずに食べてしまいます。奈良公園内には鹿がゴミ箱を漁ってしまうのを防ぐためゴミ箱の設置が無く、定期的に様々な団体のボランティアの方がゴミ拾いをしてくださっていますが、原則ゴミは自分で持ち帰ることになっています。誤食による鹿の病気の発生を防ぐためにも人間側が意識し、ゴミは自分で持ち帰る、ということを訪れる方に守ってもらう必要があると感じました。