募金箱の設置協力①

奈良の鹿愛護会はみなさまのご支援により活動しています。
「奈良のシカ」保護のための募金箱設置協力を紹介します。
こちらの緑色の募金箱です。

募金箱は協力いただいているお店に設置していただいております。
その募金箱を回収させていただきました。
ご協力いただいてる皆様ありがとうございます。
設置していただいてるお店をご紹介させていただきます。

空気ケーキ様

尾田組様

町屋ゲストハウスならまち様

いつここ様

にこにこ庵様

ベーカーショップ みなみ様

エムズドラッグ奈良阪店様

ホテルニューわかさ様

奈良公園事務所様
奥村記念館様
まほろば大仏プリン本舗 東大寺門前夢風ひろば店様
吉野本葛 黒川本家 東大寺前店様
かすが茶屋様

このほかにも沢山設置していただいております。
ご協力いただけるお店がありましたら愛護会までご一報ください。

鹿の交通事故防止を呼びかけます。

奈良市生涯学習財団様のご協力で、奈良市生涯学習財団事務局、生涯学習センター様の公用車30台に鹿の飛び出し注意ステッカーを貼り、鹿の交通事故防止を呼びかけていただきます。

奈良公園の鹿たちは、年間約130件の車との交通事故があり、そのうち約半数の鹿たちが残念ながらいのちを落としています。
奈良公園は国の天然記念物「奈良のシカ」の生息地です。
みんなでたいせつに保護しましょう。
奈良市生涯学習財団様、ご協力ありがとうございます。

サイレージ(牧草)が到着しました!

1月21日、新関西国際空港株式会社様よりご提供いただいたサイレージ(牧草)が到着しました。

空港から鹿苑までの配達は、天理市の「丸嶋運送株式会社様」に引き続き無償で行っていただきました。

到着したサイレージ(牧草)は鹿苑で保護している鹿たちへの飼料として大切に使わせていただきます。鹿たちもサイレージ(牧草)をいつもおいしそうに食べています。

新関西国際空港株式会社様、丸嶋運送株式会社様、本当にありがとうございます

日獣大から実習生が来ました

はじめまして!

1月21日から実習生として奈良の鹿愛護会でお世話になっている日本獣医生命科学大学獣医学科5年生の宇佐見です。

今回私は奈良公園内に落ちているゴミについて書かせて頂くことになりました。

奈良公園内とその周辺にはたくさんの野生の鹿が生息していますが、近年、観光客の増加に伴い、公園内に人間が落としていった紙類やビニール袋などのゴミを鹿が誤って飲み込む、食べてしまうというトラブルが多く発生しています。これらのゴミを鹿が間違って食べてしまうと、胃の中で消化できず、その量が多ければ胃内にどんどんたまっていって、第一胃停滞、第一胃鼓張症、腹膜炎、ルーメンアシドーシスといった病気を発症してしまい、衰弱して最悪の場合命を落としてしまう危険もあります。このように人間の出すゴミによる悪影響は奈良公園の鹿に限らず野生動物や環境にとって大きな課題となっています。

奈良公園の鹿の生息域は広くこの問題を根本的に解決していくことはとても難しいと考えていますが、まずはこの実習期間中に公園内のゴミ拾いをしながら、どのような種類のゴミがどれくらいの量落ちているのかを調べてみたいと思います。

調査初日は愛護会のある鹿苑から春日大社までの参道(約350m)とその周辺を調べました。時間は30分程度でしたが小さい袋からパンフレットまで約20個、様々なものが落ちていました。


①外国語表記の食べ物の包装紙



②落としてしまったと思われる飴とその棒



③一度鹿が食べて吐き出してしまったと思われるゴミ



④キーホルダーなどの雑貨の落とし物


ゴミ拾いの最中、鹿せんべいを鹿にあげている観光客の方のガイドブックが鞄の中から少し出ていて、周りにいた鹿がガイドブックを食べようとしている現場に遭遇しました。今回はその場で鹿が食べるのをやめさせることができました。このようなアクシデントを防ぐためにも荷物はしっかり鞄の中に入れて管理をしてもらうように伝えていく必要があると感じました。

書籍「奈良 鹿ものがたり」

書籍「奈良 鹿ものがたり」著者で、奈良の鹿愛護会の賛助会員でもある中村文人さんが、鹿苑にお越しくださいました。

「奈良 鹿ものがたり」は、小学3年生からを対象とした、「はじめてのノンフィクションシリーズ」です。

「奈良のシカ」の歴史や生態、「奈良の鹿愛護会」の活動を読みやすい文章でご紹介いただいています。

また、書籍に使われている写真は、こちらもいつも奈良の鹿愛護会にご支援頂いている写真家・川上悠介さんが撮影されたものです。
季節毎の行事はもちろん、貴重な子鹿誕生の瞬間、鹿のフンを食べるフン虫など、きれいでわかりやすい写真で紹介されています。

一冊に、「奈良のシカ」の情報がギュッ!!!と詰まっていますので、小学生の調べ学習のほか、大人の方にもぜひお読みいただきたい一冊です。

切手をご寄付いただきました。

和歌山県のY様より、切手をご寄付いただきました。
Y様、たくさんのご寄付本当にありがとうございます。

当会ではご寄付いただいた未使用の切手などを、保護活動の通信費として大切に使わせていただいております。
また、図書券、商品券なども活動に役立てられます。
ご寄付いただける方はぜひ下記宛先にお送りください。

〒630-8212 奈良市春日野町160番地1
一般財団法人 奈良の鹿愛護会 宛


うれしいプレゼント!

昨年の夏から実習生として私たちの仕事を体験していた、奈良教育大学2回生の下原舞さんが年末に実習最終日を迎えました。

そして、最終日、なんと職員みんなに思いがけないプレゼントを頂きました。

鹿のロゴマーク入りの、軍手です!!かわいいです(*^_^*)

しかも、中はふわふわで、とても暖かいです。
寒い中の作業が多いので、ありがたいです。
早速、この軍手のパワーでさらに鹿の保護活動をがんばっていきます!

下原さん、ありがとうございました。
またいつでも遊びに来てくださいね!

リハビリ子鹿のその後


昨年、交通事故で歩けなくなり、リハビリを行っている子鹿について紹介しました。

残念ながらこの子鹿は、年末に息を引き取りました。性格が穏やかな鹿で、ここの環境にも順応してくれていました。本当に悲しい限りです。改めて鹿の交通事故が減ってほしいと強く思いました。

ただ、亡くなる前日まで、子鹿は自力で餌を食べていましたし、意識もはっきりしていました。リハビリも嫌がる様子はなく、むしろ気分よさそうにしていました。動かなかった後ろ脚にも少しですが、力が入っている感触をつかんでいました。

死因は、床ずれが体に数か所かできていたので、感染ではないかと推測しています。寝る向きを1日に何度か変換するなど、いろいろ工夫はしていたのですが、自分で体の向きを変えられないと体重がそれなりにあるだけに床ずれを防ぐのは難しかったです。

年明け早々悲しいお知らせとなってしまいましたが、今回の件でリハビリが、食欲を増進し、運動機能の回復にある程度有効であることがわかりました。もう少し子鹿が生きていたら、脚がもっと動かせるようになっていたかもしれません。同じような状態の鹿が今後運ばれてきたら、今回の経験を治療に活かしていきたいと思います。