治療エリアの鹿たち

普段、一般の人たちが目にすることのない治療エリアにはどんな鹿たちがいるのでしょうか?

この鹿は推定年齢14歳のおばあちゃん鹿です。左の後ろ肢が溝のふたの間にはさまり、パニックになって肢をバタバタしたら、後ろ肢が折れてしまいました。このおばあちゃん鹿は生草が大好きです。食べているのは、生駒市在住の方が持ってきてくれたヨモギやハコベです。

おばあちゃん鹿が草を食べているのを見てやってきた雄鹿がいます。東大寺南大門近くのお店のあたりにいた鹿ですが、後ろ肢をケガして奈良の鹿愛護会に保護されました。お店の人からは「デコちゃん」と呼ばれていたそうです。保護した当初、デコちゃんは警戒していて、エサをあまり食べなかったのですが、最近はだいぶ環境に慣れてきました。こうして「ぼくもちょうだい」とおねだりしにやってきます。

おばあちゃん鹿が食べているのを見て、もう一頭やって来ました。右後ろ足の先を失った雌の1歳の鹿です。ちょうど今から1年くらい前に鹿苑に保護されました。その当時は10キロくらいの小さな鹿でしたが、すくすく育ち、今では体重がなんと30キロになりました。残念ながら3本肢になってしまったので、一生鹿苑で過ごすことになりますが、こうしてもらった生草を食べて外の雰囲気を味わっています。

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