奈良公園の鹿からのお願い(STOPえさやり)

国の天然記念物「奈良のシカ」からのお願い(STOPえさやり)
のYouTube動画を公開しました。

奈良公園に生息する鹿は野生動物で、シバを主食とし、ほかに木の実(ドングリ)・木の葉などを食べる草食動物です。
安易な気持ちで人の食べる物を鹿に与えることは、鹿にとって有害になることもあります。
皆さまのご協力をお願いいたします。

動画はこちらからご覧ください。
https://youtu.be/laWP2oHGtkw

奈良県の取り組みについても併せてご覧ください。
http://www.pref.nara.jp/item/245985.htm#itemid245985

ならしかの休日vol.7

いつも奈良のシカの保護活動にご支援いただいている、
「ならしかの休日vol.7」が開催されます。
鹿モチーフだけを集めたクラフト展です。

【会期】2021年3月24日(水)から30日(火)
【時間】11:00から19:00(最終日は18:00迄)
【会場】雨の日製作所(入場無料)
奈良市芝辻町4-6-16セイシェルビル2F
(近鉄奈良線新大宮駅より徒歩4分)
※来場は予約制になっているとのことです。

詳しくは公式フェイスブックページをご確認ください。
https://www.facebook.com/narasika11
メール:mail@m-mascot.com

是非皆さま足を運んでみてくださいね。

鹿のニュースで思うこと

今週の火曜日、奈良のシカを刃物で殴打して死なせたとして、男が逮捕されました。
このニュースに対して、多くの人は「なんてひどいことをするのだ!」と憤り、男の行為への非難がネット上では飛び交っています。

もちろんこんなひどいことは許せませんが、男の発言で一つ気になることがあります。報道によると「鹿が自分の車に体当たりをしてきたので腹が立ち、鹿の頭を切りつけた」と言っていることです。

普段、鹿の治療を行っており、治療鹿の世話もしている身として、鹿が人に体当たりする理由はいくつか思いつきます。例えば、鹿が何かに驚いて急に駆け出した時、たまたまその進行方向に人がいた場合。鹿の進行方向には、鹿の気を引こうと何か食べ物を与えようとする不届き者がいる場合もあります。

実際、私が車を運転していた時に、春日大社の参道内の木の枝を折って葉を鹿に与えている人がいました。鹿は葉を好んで食べます。この時、葉っぱにつられてたくさんの鹿が道路を渡っており、私は車にひかれないかひやひやしました。もちろんこの人には「危ないから絶対にやめてください。そして公園内の木を折ることもだめです」と注意しました。

それ以外に鹿が人に突進する理由として考えられるのが、母鹿が子鹿を守ろうとする場合、または雄鹿が発情期で戦っている最中に人が運悪く巻き込まれる場合などです。

しかし、鹿が車に突進する理由は特に思い当たりませんし、車に体当たりする様子を見たこともありません。逆に車が鹿に体当たりすることならいくらでもありますが。

車に体当たりされて今回のケースのように悲惨な死に方をする鹿は、報道されませんがたくさんいます。

私が見てきてひどいな、と思ったトップ3を挙げてみると、まずは左右の骨盤が両方とも折れてしまった年老いた雌鹿。おそらく大型車に後ろからぶつけられたのでしょう。立ち上がることもできなくなり、エサも受け付けず、一週間足らずで死亡しました。

次は車に体を巻き込まれ、全身の皮膚と筋肉が裂けて臓器がむき出しになり、交通事故から数時間後に死亡した子鹿。全身血だらけで鹿苑に連れてこられたときはまだ息がありました。でもどうしてあげることもできませんでした。

最後は車にあたって、3本の肢を骨折した子鹿。そのうち2本の肢は折れた部分の下の細胞が死んでしまったので、命を助けるために手術で切断しました。結局それでも助からず、その後息を引き取りました。

今回のニュースはショッキングで、驚かれた方も多いと思いますが、ニュースにもならないところで、たくさんの鹿たちが犠牲になっています。

奈良のシカを車でひいても、故意に殺そうと思ってひかない限り、罪に問われることはありません。しかし「かわいそうなことをした」と言って、奈良の鹿愛護会に連絡してくれる人はほとんどいません。

本当は、なぜ鹿がひかれたのか、その時の状況はどうだったのか、こちらとしては今後の対策を探る上で、事故を起こした人にいろいろ聞きたいのです。そうすれば、悲しい事故は減るかもしれません。でもひき逃げされてしまうと、そういう情報が得られず、鹿も浮かばれないのです。

獣医師

交通事故で寝たきりの子鹿
交通事故で前足を失った鹿

2月7日「奈良のシカ」の痛ましい出来事について

各報道社の報道により既に知っておられる方もいらっしゃると思いますが、
奈良公園の鹿を殺傷する事件が起きました。

本来、野生のニホンジカというのは非常に臆病な動物で、
人や不審なものに近づくようなことはありません。
しかし奈良のシカというのは、古来より神の使いとして大切にされてきたことで
人によく馴れ、現在では国の天然記念物に指定された野生動物です。

今回の犯行は奈良公園の鹿の特性を利用したもので、職員一同大変心が痛んでおります。

当会にもニュースで知った方々より、死亡した鹿へのお気持ちなどあたたかいメッセージを
多くいただいております。

今後もこのようなことが起きないよう、より一層の啓発・パトロール等を強化して参ります。

一般財団法人奈良の鹿愛護会

国の天然記念物「奈良のシカ」保護啓発ポスターコンクール作品展示④奈良公園バスターミナル

第16回国の天然記念物「奈良のシカ」保護啓発ポスターコンクール作品展示を
奈良公園バスターミナルで行っています。
天然記念物「奈良のシカ」愛護を呼びかける作品を是非ご覧ください。

作品展示について
日程:2021年3月1日(月)~3月31日(水)
場所:奈良公園バスターミナル東棟1F

ドングリのご寄付いただきました!

持ち込みでご寄付頂いた方をご紹介します!

2月23日 京都府宇治市 能勢様
2月26日 奈良県大和高田市 岡部様

ご協力ありがとうございます。

県外の方々からもたくさんのドングリのご寄付をいただいております。 奈良の鹿愛護会では引き続きドングリのご寄付を募っておりますので、 ご支援ご協力お願いします。

治療を手伝ってくださるボランティアの募集

奈良の鹿愛護会では、交通事故で負傷したシカや弱って動けないシカの治療をほぼ毎日、多い日で5、6頭行っています。今回、シカの治療を獣医師の指示のもとに手伝ってくださるボランティアさんを募集します。

募集対象者:野生動物の治療に興味のある動物病院で働いた経験のある動物看護士、動物飼育
      施設で動物の飼育経験がある方、獣医学生(臨床実習を履修した5,6年生)、か
      つ奈良市近郊に在住の方
募集人数 :5名
募集期間 :2月26日(金)~3月15日(月)
      ※ただし、応募者が募集人数に達した時点で終了します。
活動場所 :鹿苑内(奈良市春日野町160番地1)

活動内容 :●鹿苑で治療中のシカのエサやり、掃除などの世話
      現在、10頭以上のシカの治療経過を観察しています。個々のシカの状態を見なが
      ら、朝夕エサと水を与え、シカが生活する場所を掃除していただきます。
      また重症のシカや離乳前の子鹿に対しては、強制給餌や経鼻カテーテルによるミ
      ルクの給餌を手伝っていただきます。
      ●治療・検査・麻酔管理の補助
      治療しているシカのほとんどは、交通事故による開放骨折の症例です。それ以外
      に、原因不明の衰弱、難産、脊椎損傷、角折れなどの治療を行っています。治療
      や検査は基本的に全身麻酔下で行います。検査は、X線検査(FCR使用)、血液
      検査が中心となります。
      血液検査では駆血や採取した血液の処理を行っていただきます。
時 間 帯:午前8時40分~12時 午後1時~4時半 ご都合のよい時間帯(応相談)
曜   日:平日月曜日~金曜日 ご都合のよい曜日(応相談)
活動頻度 :応相談
応募方法 :履歴書(書式自由)と志望動機をメールに添付して奈良の鹿愛護会 丸子宛てに
      下記のメールアドレスまで送ってください。
      info@naradeer.com

【応募 ~ボランティア開始までの流れ~】

  1. メールにて応募書類を送付
  2. 1~2時間程度の研修会に参加(研修会の日程は応募者に通知します)
  3. お試しボランティアとしてボランティア活動に参加
  4. ボランティアの継続を希望される場合は、面談により活動日時の設定
  5. ボランティア活動開始(全5回)
  6. 終了した時点で、奈良の鹿愛護会よりボランティア参加修了書を発行

問い合わせに関しては、担当の獣医師が日中治療のためほとんど電話に出ることができないため、必ず奈良の鹿愛護会のホームページのお問い合わせフォームからお尋ねください。

必要経費:ボランティア参加者の負担で社会福祉協会のボランティア保険に加入すること(年間350円)が必要となります。また交通費は自己負担でお願いします。

ボランティア活動の参加者には、子鹿公開を無料でご招待します。
さらにささやかではありますが、粗品を進呈させていただきます。

ドングリのご支援ありがとうございます!

本日、急な寒波ですが、ご支援頂いた方をご紹介します!

県内外の方々からもたくさんのドングリのご寄付をいただいております。 奈良の鹿愛護会では引き続きドングリのご寄付を募っておりますので、 ご支援ご協力お願いします。

環境農園「しかちゃんファ~ム」2月10日

本日、鹿サポーターズクラブの方にもご協力いただき、しかちゃんファ~ムでの作業を行いました。

本日の作業は冬野菜の収穫でした。

現在、しかちゃんファ~ムではミニハクサイと小カブ、あとホウレンソウが収穫出来る大きさになっています。

ミニハクサイ
小カブ
ホウレンソウ

ミニハクサイの収穫の様子です。中身が詰まった物を選んで収穫しました。

ミニハクサイ収穫中
ミニハクサイ収穫物

小カブもたくさん収穫出来ました。

小カブ収穫物

ホウレンソウの収穫も行いました。

これらの野菜はまだたくさん有るので順次収穫していこうと思います。

聖護院ダイコンや二十日ダイコンはまだ充分に育っていないため育成中です。

先日には種から育てたネギの植え付けも行っています。

まだまだ寒い日が続きますが来月には気温も上がり野菜の生育も早まると思います。