この鹿は交通事故に遭ってから約3週間、頑張って生きていましたが、先週末、ひっそりと息を引き取りました。まだ生後約5か月の雄の子鹿です。
この子鹿が車にひかれたのは、奈良県庁前の道路です。
ここは、鹿が交通事故に遭遇することが多い場所です。
車の量も多く、「まさか道路に鹿が出てくるとは」と驚く方も多いと思います。
しかし、2018年には、この近辺で18頭の鹿が交通事故に遭い、うち4頭の鹿が命を落としています。
写真の子鹿は、車にひかれたことにより、後ろ足を動かすことができなくなってしまいました。前足は動かせるので、懸命に立ち上がろうとしましたが、ついに一度も自力で立つことはかないませんでした。
今月は鹿の愛護月間です。
かけ声だけで終わらないためにも、ドライバーのみなさん安全運転をお願いします。
そして、今後の事故防止のため、交通事故を見かけた方はどのような状況だったのか、奈良の会愛護会まで連絡くださると助かります。